競輪ファンなら誰もが知っている、レジェンド神山雄一郎選手。
G1勝利数16、通算獲得賞金28億円超、競輪グランプリ出場回数16回を誇るスーパー競輪選手です。
この記録は、歴代競輪選手史上最高記録で、この記録を破れる選手は今後現れないのかもしれません。
神様の異名を持つ神山選手。
その実力と実績は、選手たちの尊敬を一身に浴びています。
最近は、悲しいことにどうしても年齢の壁に阻まれて、全盛期のような活躍は難しい状況となっていることは否めませんが、何かやってくれそう感は今だに健在で、競輪場では多くの競輪ファンの期待を集めています。
そんな神山選手についてまとめていきます。
神山雄一郎のプロフィール・経歴

プロフィール
名前 | 神山雄一郎(かみやまゆういちろう) |
出身地 | 栃木県小山市 |
生年月日 | 1968年4月7日 |
身長 | 180cm |
体重 | 87kg |
血液型 | B型 |
登録番号 | 011778 |
期別 | 61期 |
級班 | S級1班 |
師匠 | 荒川博之 |
デビュー日 | 1988年5月8日 |
神山選手の実績は、競輪史上最高と言っていいんじゃないでしょうか。
全盛期に打ち立てた様々な記録は、いまだ破られることなく、50歳を超えた現在でも、現役選手としてS級1班に所属しています。
元々は、スプリント競技を行っていただけあって、トップスピードと持久力には定評があります。
また、他の選手を追走したり、横の動きを駆使して中断を確保するレース勘など、その他のほとんどの選手を凌駕するほどの実力者でした。
競輪選手になるまでの経歴
中学時代は剣道部。
実家が自転車店と言うこともあり、幼少期から父親とサイクリングを趣味としていました。
持ち前の身体能力の高さとと運動神経の良さを武器に、小学校時代には1日100キロの道のりを自転車で走るなど、その逸材ぶりを発揮していました。
高校に入学すると、片道40キロの通学を自身の鍛錬のためと自転車で通うようになり、その甲斐あってかインターハイと国体の優勝を果たしています。
ここまでのエピソードだけでも、少年漫画の主人公のような、凡人とは少し違った天才少年ぶりを表しています。
競輪学校入学後、在校1位の成績で卒業し、自身もその後のインタビューで、「ぼくは学校出るまでホント苦労していないんです」と語っているほど順調だったみたいですね。
デビュー後
デビュー戦は、今はなき花月園競輪場で、デビュー戦を完全優勝というかたちで終え、その、7ヶ月後、S級昇格を果たしました。
周囲の神山選手に寄せる期待とは裏腹に、G1のタイトルがなかなか取れず、苦労の日々が続きます。
その苦労ののち、1993年に地元宇都宮競輪場で行われた『オールスター競輪』で、自身初となるG1制覇を成し遂げました。
優勝インタビューで号泣し、その計り知れないプレジャーを周囲に感じさせました。
それ以降はトップレーサーの仲間入りを果たし「横綱」の異名で呼ばれ、さらに1999年には史上3人目のグランドスラムを達成します。
「グランドスラム」とは、特別競輪完全制覇のことです。
神山雄一郎のレースの特徴・勝率・競走得点

元々は、自力選手として名を挙げた神山雄一郎選手。
2007年のインタビューで、「もう自力時代のような華やかなレースはできないかも知れない」と語っていて、それ以降はマーク・追走を主戦法として戦っています。
しかし、近況でも、位置取りのうまさや、先行残しの技術は競輪界トップクラスで、ラインを組む自力選手からの信頼は非常に厚いです。
基礎情報(脚質・得意なバンク)
ホームバンク | 宇都宮 |
脚質 | 追 |
得意な競輪場 | 宇都宮 |
得意な周長 | – |
好きな車番 | 1・2・3・7・9 |
得意な競輪場として地元宇都宮競輪場をあげています。
確かに、全盛期時代でも、宇都宮競輪場と同じ500バンクを得意とする選手と言った印象があり、逆に、短走路(33バンク)は苦手な印象があります。
競走スタイル(レース展開や特徴)
ブロック、車間切り、先行残しの技術が切れています。
直近4か月の過去成績・勝率・競走得点
勝率 | 2連対率 | 3連対率 | 競走得点 |
10.0% | 26.6% | 33.3% | 104.37 |
近況は、年齢のせいなのかもしれませんが、勝率を落としています。
しかし、その追走技術の高さから、三連対率は33.3パーセントを誇っています。
神山雄一郎の過去成績・優勝歴

神山選手の過去の成績を全て記載するのはすこし難しいかもしれませんが、ポイントを絞ってまとめていきます。
初勝利
級別 | 開催日 | 競輪場 |
B級 | 1988年5月8日 | 花月園 |
A級 | 1988年9月10日 | 宇都宮 |
S級 | 1989年4月9日 | 函館 |
特別競輪 | 1989年11月24日 | 小倉 |
初優勝
級別 | 開催日 | 競輪場 |
B級 | 1988年5月10日 | 花月園 |
A級 | 1988年9月12日 | 宇都宮 |
S級 | 1989年5月9日 | 別府 |
特別競輪 | 1989年11月26日 | 小倉 |
優勝歴
大会名 | 開催日 | 競輪場 |
共同通信社杯 | 2015年4月26日 | 防府 |
サマーナイトフェスティバル | 2011年7月22日 | 松山 |
オールスター競輪 | 2005年9月15日 | 名古屋 |
オールスター競輪 | 2004年8月18日 | 西武園 |
共同通信社杯 | 2002年10月11日 | 宇都宮 |
節目勝数達成
勝数 | 達成日 | 開催場 |
200 | 1993年8月16日 | 小田原 |
300 | 1995年8月21日 | 松戸 |
400 | 1997年9月29日 | 平塚 |
500 | 2000年5月7日 | 平塚 |
600 | 2004年4月30日 | 平塚 |
700 | 2008年9月14日 | 一宮 |
800 | 2014年7月29日 | 函館 |
神山選手の主な獲得タイトルは、
- 年間賞金王:5回(1993・1995・1997・1998・1999)
- 年間賞金2億円突破(1997)
- グランドスラム達成(1999)
- オールスター競輪:31回連続出場 ※継続中
- 競輪祭:25回連続出場 ※継続中
- 生涯獲得賞金額:28億超 ※史上最高額
- 勝数 882勝 (2021年4月現在)※継続中
- 競輪グランプリ出場:16回
- 記念競輪優勝最高齢記録:47歳
- G2レース優勝最高齢記録:47歳
- G1レース勝利最高齢記録:51歳
- S級S班最高齢記録:2016年
神山雄一郎の年収・獲得賞金は?

年 | 年収 |
2020年 | 50位圏外 |
2019年 | 50位圏外 |
2018年 | 50位圏外 |
2017年 | 50位圏外 |
2016年 | 43,707,000円 |
ここ数年は、賞金ランキングには入っていませんが、生涯獲得賞金額の28億超は史上最高記録となっています。
神山雄一郎はSNSはやってる?

神山選手のSNSまわりをまとめます。
神山雄一郎のTwitter(ツイッター)は?
神山選手のTwitterはありませんでした。
タグ付けされた記事は多数存在しますが、本人のTwitterアカウントはないようです。
神山雄一郎のInstagram(インスタグラム)は?
神山選手はInstagramもやってないみたいです。
神山選手のまとめサイトのようなアカウントはありましたが、本人との関わりはなさそうです。
神山雄一郎のYouTube(ユーチューブ)は?
神山選手のYouTubeチャンネルもありませんでした。
なにかSNSやってくれるといいですね〜
神山雄一郎のプロフィール|まとめ

神山選手についてまとめてきました。
振り返ってみると、神山選手の神がかった強さを改めて痛感しました。
神山選手の全盛期は1990年台後半で、その頃、競輪の実況をしていた古舘伊知郎氏から、
- 「捲り狼」
- 「太もも四輪駆動」
- 「栃木のヘラクレス」
などの異名を与えられた神山選手。
本人はどういう気持ちだったのか、今となってはわかりませんが、その力強い自力の走りに、古舘氏もそのような異名を付けたのだろうと予想します。
近況は、それ程力強い走りはなりを潜めていますが、ここ1番に発揮する、燻銀の競輪勘のようなもので、その、強さの片鱗を見ることができます。
現在50代前半の神山選手。
サッカーのカズ、野球の山本昌、競輪には神山雄一郎というレジェンドがいることを皆さん忘れずに応援していきましょう!