福島県出身のS級S班選手、新田祐大選手。
同じS班選手である脇本雄太選手とともに、東京オリンピック自転車競技の日本代表に選出されています。
新田選手の持ち味は、なんと言ってもトップスピードの速さで、その持ち前のスピードを武器に、自転車競技の世界ランク1位に輝いたことがあります。
オリンピックの強化選手であるため、本業の競輪での出走機会は限られていましたが、2020年も、賞金ランク8位として、年末の競輪グランプリ出場を決めています。
そんな新田選手について、経歴やプライベートに至るまで、皆さんにお伝えできればと思っています。
新田祐大のプロフィール・経歴

プロフィール
名前 | 新田祐大(にったゆうだい) |
出身地 | 福島県会津若松市 |
生年月日 | 1986年1月25日 |
身長 | 172cm |
体重 | 86kg |
血液型 | O型 |
登録番号 | 014054 |
期別 | 90期 |
級班 | S級S班 |
師匠 | 班目秀雄 |
デビュー日 | 2005年7月15日 |
新田選手と言えば、ファンの目線で見ると、非常にストイックな選手と言った印象を受けます。
本人も過去のインタビューで、
と語っていて、競輪での圧倒的な実績を持ちつつも、自身の能力をこのように表していました。
師匠である班目氏からも、「努力が才能として開花した」と言われたようなので、努力の天才と言ったところでしょうか?
少なくとも、本人はそのように自身のことを評価しているようです。
また、本業の競輪に加えて、オリンピックに対する思いも非常に強く、結果にこだわり力を100%出し切ることを重要視しているそうです。
そんな新田選手は、意外と甘いものが好きとのことで、逆に苦いものが苦手だと話しています。
なんか親近感が湧きますね!
競輪選手になるまでの経歴
福島県立白河高校在学中、インターハイの1キロトライアルで優勝し、卒業後、アジア自転車競技選手権大会ジュニアの部でスプリント2位の成績でした。
それらの実績により、競輪学校へは、特別選抜技能免除で入学していますが、競輪学校での成績は芳しくなく、在校56位の成績で卒業しました。
デビュー後
デビューは、2005年7月15日で、同日初勝利をあげています。
その後の競輪選手としてのキャリアは順調で、2008年ヤンググランプリで2位、同年の寛仁親王牌では決勝進出しています。
その後、2010年には、
- 高松宮記念杯
- 寛仁親王牌
- 競輪祭
などのビッグレースの決勝に立て続けに進出し、年間賞金ランキングで上位に進出、S級S班に選出されました。
2020年も賞金ランキング8位となり、6年連続7回目のグランプリ出場が決めています。
決定後のインタビューで、直前に行われた競輪祭の決勝戦にについて、自身の5位という結果を振り返り、
と語っていて、グランプリ出場という大業を成し遂げた後でも、気を緩めることなく反省点を振り返るあたり、持ち前のストイックさが表れていますね。
新田祐大選手のレースの特徴・勝率・競走得点

新田選手のレースの特徴は、なんと言っても自力勝負というところにつきます。
ビックレースでは、同県のS班佐藤慎太郎選手の前を走る姿が印象的です。
2019年の競輪グランプリでは、持ち前のスピードで、ラインを組む佐藤慎太郎選手のグランプリ優勝に貢献しました。
基礎情報(脚質・得意なバンク)
ホームバンク | いわき平 |
脚質 | 逃 |
得意な競輪場 | いわき平 |
得意な周長 | – |
好きな車番 | 1 |
好きな競輪場や距離は明言されていませんが、レースにおいては、最終ホーム辺りからの早目の仕掛けを多用する印象があります。
トップスピードやそこに至る早さが最大の武器ではあるものの、航行距離に若干難があり、今後の課題となっています。
競走スタイル(レース展開や特徴)
先行、捲りを主な戦法として戦っています。
直近4か月の過去成績・勝率・競走得点
勝率 | 2連対率 | 3連対率 | 競走得点 |
61.9% | 71.4% | 76.1% | 122.14. |
勝率60パーセント超えは驚異的な数字ですね!
新田祐大選手の過去成績・優勝歴

新田選手の優勝歴は数え切れないほどあります。
どのレースを解説したらいいか迷うレベルで優勝を量産しています。
初勝利
級別 | 開催日 | 競輪場 |
B級 | – | – |
A級 | 2005年7月15日 | 函館 |
S級 | 2007年1月10日 | 小倉 |
特別競輪 | 2008年1月15日 | 小倉 |
デビュー戦で初勝利をあげています。
2007年にS級に昇格し、その後は常にトップクラスの選手として競輪界に君臨しています。
初優勝
級別 | 開催日 | 競輪場 |
B級 | – | – |
A級 | 2006年4月14日 | 京王閣 |
S級 | 2007年6月29日 | 豊橋 |
特別競輪 | 2010年12月29日 | 立川 |
2006年にA級初優勝を遂げてからは順調に昇級、優勝をしています。
優勝歴
大会名 | 開催日 | 競輪場 |
オールスター競輪 | 2019年8月14日 | 名古屋 |
日本選抜競輪 | 2018年2月29日 | 四日市 |
競輪祭 | 2017年11月23日 | 小倉 |
高松宮記念 | 2017年6月15日 | 岸和田 |
高松宮記念 | 2016年6月16日 | 名古屋 |
優勝歴に関しては上記の通りで、ここに記載できないビッグレースでも数々の優勝しています。
G3以上のグレードレースでも、通算18回優勝しています。
しかし、未だ競輪グランプリの優勝経験は無く、グランプリ優勝は悲願となっています。
ちなみに、2019年の競輪グランプリでは、脇本選手のカマシに合わせ2番手を確保し、同県の佐藤慎太郎選手の優勝に貢献しました。
ゴール後に、新田選手と佐藤選手が、お互いの検討を称え合う姿にファンは感動しました。
節目勝数達成
勝数 | 達成日 | 開催場 |
100 | 2010年4月25日 | 西武園 |
200 | 2014年11月23日 | 小倉 |
300 | 2019年6月13日 | 岸和田 |
競輪選手として15年で300勝を達成しています。
新田選手は、ナショナルチームとして国際試合に参加するなど、本業の競輪レースに満足に出場できない状態であってもこのような素晴らしい成績をあげています。
新田祐大の年収・獲得賞金は?

年 | 年収 |
2020年 | 56,336,000円 |
2019年 | 74,892,000円 |
2018年 | 57,783,800円 |
2017年 | 164,435,137円 |
2016年 | 123,574,000円 |
ナショナルチームに参加しているため競輪のレースに参加する機会が極端に少ない中、毎年賞金ランキングでは上位に食い込んでいます。
新田選手の場合、不調であっても、大きい着でレースを終えることはほとんどありませんので、そこが賞金上位に居続けられる秘訣なのかもしれません。
2020年は賞金ランキング8位に入り、自身7度目のグランプリ出場を決めました。
新田祐大はSNSはやってる?

新田選手のSNS周りをまとめていきます。
新田祐大のTwitter(ツイッター)は?
新田選手、Twitterはやってるみたいです。
内容は、やっぱり競輪についてがほとんどでした。
新田祐大のInstagram(インスタグラム)は?
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新田選手はInstagramもやっていました。
インスタも競輪や競技についての投稿が多いのですが、時々グルメに関する投稿もあります。
新田祐大のYouTube(ユーチューブ)は?
新田選手のYouTubeチャンネルはありませんでした。
本人のチャンネルはありませんが、新田選手に関する動画はいくつかアップされています。
新田祐大のプロフィール|まとめ

スピード冴え渡る新田祐大選手。
オリンピック代表としても日本中の期待を受けていますが、やっぱり競輪で活躍することがファンとして一番嬉しいですよね。
今後、新田選手がどんな活躍をするのか?どんな偉業を成し遂げるのか?
期待していきましょう!