競輪で使われている自転車の5つの特徴と秘密。

競輪で使われてる自転車ってどういうものか知っていますか?
意外と知らない方も多いと思います。
ということで、今回は競輪で使われている自転車の5つの特徴と秘密を紹介していきます。
競輪で使われている自転車の5つの特徴と秘密

とにかく速く、力強く。選手と一体化し走るためだけに生まれたマシーン。
それが競輪で使われている自転車を端的に表してるんです。
競輪のレースで使われている自転車のことを「レーサー」と呼びます。
このレーサーは、それぞれの選手に合うように、全てのパーツが綿密にチューニングされている、完全なオーダーメイドになっていて、レーサーのいろんなところに、選手の体と一体になってバンクを走る工夫が凝らされています。
そんなレーサーには5つの特徴があります。
- ブレーキがない
- フレームは世界でひとつしかない職人の手作り
- 後輪ギヤが固定されている
- ギヤ倍数
- タイヤ
順番に解説していきましょー。
①ブレーキがない

レーサーは、速く走るためだけに生まれた自転車。
「スピードを出すために必要のないもの」を極限まで排除しているので、ブレーキはついていないんです。
スピードの調整は、選手が自分の足の力で、漕ぐスピードを調整しています。
②フレームは世界でひとつしかない職人の手作り
レーサーのフレームは、しなやかさと強さがバランスよく融合した鉄(クロモリ鋼など)で作られています。
一台一台ビルダーと呼ばれる職人の手作り!
なので、レーサーのフレームは世界でひとつ。
全く同じものはひとつもないんです!
③後輪ギヤが固定されている

競輪の自転車は「後輪ギヤ」が固定されています。
なので、ペダルが空回りしない「踏み切り」になっている点も普通の自転車とは違うんです。
④ギヤ倍数がさまざま

ギヤ倍数は小さいほど漕ぐ力は軽くなって、短時間でトップスピードに到達しますが、トップスピードを持続するには、より多くペダルを回転させる必要があります。
ギヤ倍数が大きいと漕ぐ力が重くなり、トップスピードになるまで時間がかかりますが、少ない回転でトップスピードが持続できます。
ちなみに「ギヤ倍数」は、 自転車のペダルがついているギヤの歯車の数÷後輪ギヤの歯車の数のことです。
⑤タイヤ

レーサーのタイヤは外径は675mm、太さは22mm。
走路との接地面を小さくすることにより、摩擦を減らし、速く走るための工夫が凝らされています。