競輪で八百長が疑われた7つの事件と選手・ラインや情報まとめ【真相を徹底究明】
ギャンブルには八百長が存在するのか…
この真実は誰にもわかりません。
とは言っても、気になるものは気になりますよね。
そこで今回は、競輪で八百長が疑われた7つの事件を調べてまとめてみました。
競輪の八百長とは?
「そもそも八百長って何?」って人もいるかもなので、八百長について改めて見ていきましょう。
Wikipediaから引用してみるとこんな感じ↓
八百長(やおちょう)とは、勝負事に見せかけて、一方が前もって負ける約束をし、うわべだけの勝負をすること
簡単に言うと、勝負が事前に決まってるレースってことですね。
つまんないですよねこんなレース笑
というか普通によくないですね…
「競輪には”競輪道”あり。」みたいな言葉があるけど、八百長があったら”競輪道”なんてあったもんじゃないね…
- 「選手同士で助け合い、仲間のための走る。」
- 「競輪におけるマナー・チームでの役割分担・ライン同士の役割などをしっかり守ること。」
これが競輪道です。
ですが、今のところ競輪で正式に八百長が発覚して逮捕者が出た事例はないみたいです。
競輪で八百長するのは難しい
競輪で八百長を成立させるのはかなり難しいんです。
なんでかと言うと競輪はラインというチームを組むからで、八百長が疑われたら選手としての信用が落ちるし、ラインを組んでもらえなくなる可能性があるから。
レースは9人で走るのでみんなを徒党を組んでやらないとできなそうですし・・
あとは競輪は他の競輪や競艇とかの公営ギャンブルと違って、人が全身をフルに使うガチのスポーツ競技なので、プロ意識が強い選手としてはよっぽどのことがない限り八百長をする気にはならないはず。
競輪の大会開催期間は外部接触NG
競輪では大会の開催期間中は外部との接触が禁止という決まりがあります。
しかも最近あった八百長疑惑(※後述)もあって、スマホの持ち込みを禁止になったみたいです。
なので、完全に外部とのやりとりはできなくなりました。
ということで、競輪で八百長をするのはかなり難しくて、もしやるとしたら大会が始まる前になんとか作戦を練ってやるしかないのかもしれません。
競輪で八百長するリスクは大きい
競輪に限らず八百長をすると逮捕をさせるので、その時点で競輪選手としての選手生命が途絶えます。
競輪選手の平均年収は1,000万円前後、高い選手だと億超えなので、これを考えるとわざわざ八百長をしてまで今のステータスを捨てる人はたぶんいないですよね・・
しかも競輪はスポーツ選手にしては寿命が長くては50〜60歳くらいまで続けられるので、サラリーマンと同じくらい長く続けられます。
あと競輪は他の公営ギャンブルと違って、売上自体が高いわけではないので、外部の闇組織とかと絡んでリスクを背負って対価を得る価値もそこまでなさそうな気がします。
競輪で八百長が起こる原因・理由
という感じで、競輪はなかなか八百長が起こりにくいとは言われているのですが、逆に起こりやすいケースもあるみたいです。
ということで、ここからは競輪で八百長が起こっちゃう原因を探っていきます。
原因は5個くらいあるようです。
- 競輪は選手が簡単に順位を操作できる?
- 競輪はポイントが少ない選手に勝ちを譲ることがある?
- 競輪には情が存在する?
- 競輪には代謝制度がある?
- 競輪は公式が八百長を推奨してる?
順番に詳しくみていきます。
原因① 競輪は選手が簡単に順位を操作できる?
競輪では選手が簡単に順位を操作できてしまいます。
というのも、競輪は競馬のように人以外の何かを扱っている競技ではないので、人間同士のやりとり次第でいくらでもレースを動かすことができる。
なので、レースの出場している選手同士で事前に話し合っていれば、やり方によっては八百長はできなくはないということですね><
原因② 競輪は情がある?ポイントが少ない選手に勝ちを譲る?
競輪の世界では、実力があって結果を残している選手がポイントを少ない選手にポイントを譲るということが少なくないようです。
元競輪選手の情報でほんとにあるみたい
これを八百長と呼ぶかどうかは微妙なところですが、競輪選手もこれで生計を立てているので、必死なのかもしれません…。
原因③ 競輪には代謝制度がある?
競輪もやっぱりスポーツの世界。
成績が悪かったら20代とか若くてもいつでも引退になることがある…
きびしい…
なので、競輪で生計を立てている選手たちにとっては、いかにポイントを重ねられるかが勝負
ということはなんとかしてポイントを獲得できるように動いてくるのは当然のこと。
競輪には
- 仲間
- 先輩後輩
- 同期
- 地域
- 師匠」
などが各派閥となってラインを組んで走るので、八百長までとは言わないまでも、デキレースになることはないとは言い切れないですよね。。
原因④ 競輪のラインの仕組み的に仕方ない?
競輪は風の影響をもろに受ける競技。
なので、選手たちはラインというチームを組んでレースを展開していきます。
その中で先頭を走っている選手は後続の選手の壁となって走っていくので、先頭選手は不利。。
このときは実力がある選手が先頭を走って、後続に付いている選手のカバーをするケースがあるという噂もあったり…
これは八百長なのか??それとも戦略??
原因⑤ 競輪は公式が八百長を推奨してる?
これはほんとの情報かわからないのですが、競輪のレースは選手の都合だけではなく、運営元や大きい投資金額を賭けている人に対して優遇しているという噂もあったりなかったり・・
実際のところはわかりませんが、どちらにしても競輪では選手や競輪場・天候などの情報だけじゃなくて、周囲の人間関係などの環境要因まで把握してないといけないというのが、裏事情なのかもしれません。。
競輪で八百長が疑われた7つの事件と選手
競輪では正式に八百長で逮捕された事件はないみたいなのですが、八百長っぽいことレースはあったみたいです。
そのレースがこちらです。
- 1950年9月9日 鳴尾競輪場(鳴尾事件)
- 1951年9月27日 伊東競輪場
- 1959年6月23日 松戸競輪場(松戸事件)
- 1960年9月13日 西武園競輪場(西武園事件)
- 1968年4月11日 川崎競輪場
- 2000年2月11日 立川競輪場
- 2018年3月11日 久留米競輪
7番目の事件は最近なので、覚えてる人も多いかもしれないですね。
ガーズルケイリンの事件。
ということで、それも含めて順番にみていきましょう。
事件① 1950年9月9日 鳴尾競輪場 第11レース
鳴尾事件(なるおじけん)は、1950年9月9日に兵庫県武庫郡鳴尾村(現在の西宮市)の鳴尾競輪場(後の甲子園競輪場)で起こった騒擾事件。
この事件は、レース直前に起こったジェーン台風という大型の台風によってスタンドの屋根が吹き飛んだり施設に大きな被害がでました。
そんな中、復興という名目もあってレースが行われたのですが、第11レース本命視されていたNという選手が、クランクピンが緩んだのでレースをやり直したいって審判員に申告して、N選手はコースを離れてピンの締め直しをしてレースに復帰したみたいです。
ですが、レースは中断されずに継続されて、結果として払戻金が11,820円(的中車券216枚)の万車券になってしまったという事件。
これはやっちゃってるね…
事件② 1951年9月16日 伊東競輪場 第12レース
1951年9月27日に伊東競輪で行われたレースでは「選手の背番号を変えて一着と二着の入れ替えがあったのでは」と、小説家の坂口安吾(『堕落論』の人!)が語ってたみたいです。
この不審からレース写真の提出を求める文章書いて、「判定写真を偽作して民衆をだました」として、静岡県自転車振興会を告発して、「読売新聞」が大きく取り上げて、世間的にも大問題になったみたいですが、結果は嫌疑不十分で不起訴になったとのこと。。
ちょっと怪しいね〜
事件③ 1959年6月23日 松戸競輪場 第5レース
1959年(昭和34年)6月23日のが「松戸事件」。
松戸競輪場第5レースの着順判定を巡って「八百長騒動」が発生したことによって、施設が破壊されたり、主催者側がこの件に対して騒いだ一部の客に「車代」と称して1人あたり1,000円を渡していたことが発覚した事件。
うわーお金渡しちゃってるね…
事件④ 1960年9月13日 西武園競輪場
1960年(昭和35年)9月13日に行われた西武園競輪場でのレースで、断然人気の白鳥伸雄選手の競走中止に対する件が発端となった騒擾事件(西武園事件)。
スタート直後に自転車がパンクしちゃったようですが、競走は成立。
白鳥選手が飛んだのに、配当がめっちゃ安かったから一部のお客さんが「八百長だ!」って怒っちゃったみたいです。
この事件から白鳥選手は、「ファンは勝つべきものが勝たないレースには納得してくれない」という気持ちから猛練習に取り組むようになったそうです。
白鳥選手…かわいそう
事件⑤ 1968年4月11日 川崎競輪場
1968年(昭和43年)4月11日の川崎競輪場、「桜花賞」の決勝での事件。
当時はレースのトップを引く選手は特定されていませんでした。
レースでは率先してトップを引こうと考える選手がメンバー中におらず、スタートのやり直しが何度も繰り返されたみたいです。
そこで、業を煮やした笹田伸二選手が「トップ引き」をして、トップを引く選手は末着になることから、お客さんたちは笹田選手がトップを引いた瞬間に騒然。
レース直後に一部のお客さんが暴徒化して、焼打ち事件までに発展してしまったとのこと。。
この事件があって、競輪界はすぐにトップ引きの対象は6番車の選手とすることを決めたようです。
当時の競輪こわっ…><
事件⑥ 2000年2月11日 立川競輪場 決勝
2000年(平成12年)2月11日に立川競輪場で開催された「アシアナカップ」決勝で、係員の人が残り周回を間違えて誤打鐘して、これに対してファンが立て篭もる事件が発生。
競技規則では「打鐘を誤って鳴らした場合は競走不成立」とあるのですが、主催者側はレースを続行して、観客はすごく怒ってしまったみたいです・・
レースの表彰式が終わったあとも観客の怒りは収まらなく、一部のファンが競輪場内に立て篭もり、主催者側は機動隊を動員してやっと落ち着いたようです…
これ2000年かーやだね〜
事件⑦ 2018年3月11日 久留米競輪
2018年3月11日の久留米競輪で行われたレース。
このレースは大久保花梨選手が本命だったのですが、急な失速で3着に・・
これで八百長が疑われたのですが、さらにその後に無許可で携帯電話を持ち込んでいたことが発覚して、さらにことが大きくなったそう。。
これが公式に八百長になったということではないですが、ちょっと怪しいですね…
ガールズでも起こっちゃうのはちょっとかなしいな。
競輪でも八百長はダメ絶対!
今のところ競輪では(公式では)八百長は起こってないみたいですが、もしかしたらこれから起こることはあるかもしれません。
裏では実はもういっぱい行われてるのかもしれないですね><
とは言っても私は競輪を楽しみたいし、選手たちには”競輪道”に則って競輪選手らしいレースをしてくれることを祈ってます。
てな感じで、今回はこんなとこで!