競輪コラム

競輪の歴史についてまとめてみた!【始まりは1948年】

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今回は「競輪の歴史」について書いていこうと思います!

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競輪の歴史

始まりは1948年

競輪が誕生したのは「1948年」。

元々、戦前に日本各地で行われていた自転車競技(ロードレースなど)が起源となって、それが戦後になって公営競技として開催されるようになりました。

1948年8月に自転車競技法が成立して、同じ年の11月20日に福岡県の小椋競輪場で始めて競輪のレースが開始されました。

このレースの名前は「第1回小倉競輪競争」といって車券の販売額はなんと「1,973万円」で、入場者数は「5万5,000人」もの動員があったみたいです。

すごい人気ですよね!

そして、その翌年(1949年)の6月には大阪で「第1回日本選手権競輪」が開催されて、同じ年の10月には、今のガールズケイリンの起源になったと言われる「女子競輪」も始まりました。

この女子競輪は「女性の新らしい職業」としてすごく脚光を浴びていたそうですよ!

今でこそ女性が活躍できる職業は増えてきましたが、当時はそんなになかったのかもしれないですね。

競輪は「2種類」車券から発展した!

福岡県で行われた初めての競輪レース「第1回小倉競輪」で発売された車券は2種類しかありませんでした。

「単勝式」と「複勝式」の2つ。

この小倉競輪では、車券収益の25%から必要経費を引いた金額が自治体の利益になったそうで、収益的にも予想を大きく上回る大成功を納めたみたいですよー!

もともと競輪は赤字もやむを得ないかみたいな感じで始まったみたいですが、まさかの成功+高収益で、多くの自治体が財政難の打開策として多くの自治体が参加するようになりました!

ここから競輪場が日本各地に相次いで建設されるようになって、1953年には全国に63か所にも広がりました。

競輪が打ち出した数々の記録

そんか感じで、小倉競輪の成功をきっかけに始まった競輪ですが、ここから様々な記録を打ち出していきます。

その中でも大きな記録というのが、この2つです。

  1. 日本のプロスポーツ史上、初の1億円プレーヤーは競輪選手だった
  2. 日本スポーツ史上初の世界選手権10連覇はギネス世界記録だった

日本のプロスポーツ史上初の1億円プレーヤー競輪選手

1つ目がけっこう意外かもしれませんが、日本のプロスポーツ史上初めて1億円プレーヤーを叩き出したのが「競輪」なんです。

その額がなんと1億1141万600円です。すごい額・・

この額を達成したのが、中野浩一選手。

日本のプロスポーツ史上初の1億円プレーヤー」の称号ってかっこいいですね。

ちなみに、競輪初代賞金王は、1949年の小林源吉選手で、賞金額は192万1,000円。

その後初の1,000万円プレーヤが出てきたのは15年後の1963年で、高原永伍選手の1,087万5,660円。

さらにその13年後の1976年に、藤巻昇選手が5674万2,000円を達成し5000万超えをしました

そして、その4年後の1980年に1億円プレイヤーが輩出されたという感じです。

すごいですね!

日本スポーツ史上初の世界選手権10連覇はギネス世界記録

2つ目は、1957年8月にベルギーで実施された「世界選手権自転車競技大会」の記録。

この大会で日本から初めて出場したのが、中井光雄選手と中野泰満選手、この初出場から18年後の1975年8月に、同じ「世界選手権自転車競技大会」で阿部良二選手がプロ競輪選手として初めての銅メダルを獲得しました。

そして、その後のベネズエラ大会(1977年)で、中野浩一選手が日本人初となる金メダルを獲得して、さらに中野選手は、この大会から1986年までの10年間も、世界選手権10連覇をしました!

これは日本スポーツ史上初の大偉業だそうです。

競輪の年表

最後にざっくりと年表にまとめます!

1940年代

1948年11月20日小倉競輪場で初の競輪が開催
1949年1月15日東日本で初となる、大宮競輪が開催される
1949年6月第1回 日本選手権競輪開催

1950年代

1950年4月第1回 高松宮記念杯競輪開催
1950年8月第1回 全国都道府県選抜競輪開催
1951年11月第1回 競輪祭競輪王開催
1956年5月第1回 オールスター競輪開催
1957年8月10日世界選手権自転車競技大会に、中井光雄、中野泰満両選手が初参加

1960年代

1962年1月第1回 競輪祭新人王開催
1963年3月25日全国争覇競輪(ダービー)決勝をテレビ初放映
1965年12月13日松本勝明選手が1000勝記録達成
1966年2月第1回 秩父宮妃賜杯競輪開催

1970年代

1975年8月24日世界選手権自転車競技大会で阿部良二選手がスクラッチ3位入賞
1977年8月28〜31日世界選手権自転車競技大会で中野浩一選手スプリント優勝

1980年代

1982年国際競輪始まる
1983年4月1日KPK制度の実施により、S級・A級・B級の3階制となる
1985年8月第1回 全日本選抜競輪開催
1985年12月第1回 KEIRINグランプリ開催(立川競輪場)
1986年9月1日世界選手権自転車競技大会で中野浩一選手スプリント10連覇
1988年6月7日井上茂徳選手が史上初のグランドスラム達成
1988年10月第1回 共同通信社杯競輪開催
1989年1月第1回 国際ケイリングランプリ開催
1989年12月第1回 ふるさとダービー競輪開催

1990年代

1990年5月世界選手権自転車競技日本大会特別記念レース開催
1992年5月19日第1回世界選手権記念トーナメント(現在の寬仁親王牌)開催
1995年阪神淡路大震災により近畿地区競輪場に被害。後に震災復興競輪開催
1996年アトランタ五輪で十文字貴信選手が1kmTTで銅メダル
1998年函館競輪場で初のナイター競輪開催

2000年代

2000年シドニー五輪でケイリンが正式種目として採用
2001年12月第1回 ヤンググランプリ競輪開催
2002年2月第1回 東王座戦・西王座戦競輪開催
2003年5月第1回 ワールドグランプリ競輪開催
2004年アテネ五輪のチーム・スプリント(長塚智広選手、伏見俊昭選手、井上昌己選手)で銀メダル
2005年8月第1回 サマーナイトフェスティバル競輪開催
2008年1月FⅠ、FⅡが12レース制に。S級S班創設
2008年8月16日北京五輪で永井清史選手がケイリンで銅メダル
2008年12月第1回 SSカップみのり競輪開催
2009年5月第1回 SSシリーズ風光る競輪開催

2010年代

2011年小倉競輪場で初のミッドナイト競輪開催
2012年ロンドン五輪で女子ケイリンが正式種目として採用
2012年7月ガールズケイリンが始まる
2012年11月モーニング競輪の開催が始まる
2014年1月第1回 KEIRIN EVOLUTION開催
2017年3月第1回 ウィナーズカップ開催

競輪の歴史:まとめ

今回は競輪の歴史についてまとめてみました!

ちなみに「競輪」という言葉を考えたのは、1948年に競輪が開催された当時の毎日新聞の新聞記者だったみたいですよー。

70年の歴史がある競輪。

2020年にはオリンピックでケイリンが開催されるので、もっと盛り上がってくれるといいですね!

ばいばいー

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