競輪選手の階級(ランク)とパンツの見分け方を解説!
競輪はプロスポーツの中でも、最も選手の人数が多いと言われていてその数は2,200人以上です。
そんな競輪の選手には階級(ランク)というものがあります。
そのランクはパンツで色分けがされていて、一目見ただけで、どのランクの選手かを見分けることができます。
ということで、今回はそんな競輪選手のランクとパンツについて解説をしていきます!
競輪選手のランク
まずは選手のランクからみていきましょう。
競輪の選手はS級とA級という2種類のランクがあり、その中でさらに3つの班というものに分類がされています。
これは、競輪選手の人数が多いということもあって、毎年新人としてデビューする選手もいれば、長年活躍するベテラン選手も含まれるので、実力が近い選手同士を競わせるためだそうです。
S級の中の分類は、上から
- SS班(9人)
- S1班(約220人)
- S2班(約450人)
です。
A級も同じように、上から
- A1班(約550人)
- A2班(約550人)
- A3班(約450人)
といった感じです。
競輪選手のランクを分ける基準
ちなみにこの階級を分ける基準は、各選手が出場したレースの結果による競走得点です。
競走得点は、各レースの着順によって与えられる得点のことで、成績が良い選手ほど得点が高くなります。
競輪学校を卒業したばかりの選手は、まずはA級3班に入ります。
また、半年に一度S級の下位200名とA級の上位200名を強制的に入れ替えがあり、
- S級の下位200名→A級1班
- A級の上位200名→S級2班
へと入ります。
こうすることで常に質の高いレースが展開されているんですね!
そして、このランクはパンツで見分けられるようになっています。
ランク別の説明とパンツの色
ランクを見分けるためのパンツの色はおもに2種類で、S級選手のパンツには黒地に赤のライン、A級選手には黒字に緑のラインが入っています。
そのラインにはそれぞれ星が7個入っています。
赤と緑の違いなので、すぐに見分けられそうですね。
各級・班ごとに詳しくみていきましょう!
S級SS班
S級SS班は、前年のG1優勝者と賞金上位で構成されている運と実力を兼ね揃えた競輪界最強の9人です。
通称SS選手と呼ばれ、ユニフォームの色は赤ベースに白い星が7個入ったレーサーパンツです。
他の選手は全員黒ベースのパンツなので、一目でわかると思います。
S級S1班
S級S1班はS1選手と呼ばれ、SSの座を狙う実力者が揃っています。
約2,200名の競輪選手の中でもトップクラスの実力を持つ選手で、SS選手の座に最も近く、次のSS選手を狙う存在です。
パンツの色は黒ベースに赤のラインで、星が7個が入っています。
S級S2班
S級S2班は、A級戦で好成績を収め、S級になった最初のクラスです。
通称S2選手と呼ばれます。
S級になれず引退してく選手も多くいるのでS級でいることはすごく名誉なことです。
F1戦と呼ばれるレースの他に重賞(G3)記念競輪にも出場し、成績次第ではG1、G2にも出場することができます。
パンツのS1選手と同じで、色は黒ベースに赤のラインが入っています。
A級A1班
A級A1班、通称A1選手は、A級の頂点に位置する階級で、ここで力を発揮することができれば
S級選手へとランクアップをすることができます。
パンツは黒ベースに緑のラインが、星が7個はいっています。
A級A2班
A級A2班、通称A2選手は、競輪選手の一番最初の目標となる階級です。
パンツはA1選手と同じです。
A級A3班
A級A3班、通称A3選手は、成績下位の選手とデビューした新人が最初に配属される階級です。
チャレンジ戦と呼ばれる7車立てのレースで闘います。
競輪選手の階級(ランク):まとめ
ということで、今回は競輪選手のランクとパンツの色についてまとめてみました。
これで選手の見分け方はわかるようになったと思います!
SS級の選手をみるとテンションが上がりますよー!